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人生で我慢するのはトイレだけ!

 楽して、怠けて、サボって生きていたい♪      


by 初老女NT
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奥歯の抜歯

親知らずに関しては、抜いてくれる歯医者に事欠かなかったんですが
健康な奥歯4本の抜歯を望んだ時は話が別でした。

私は顎が小さいのに歯は普通の大きさ。
あごのスペースの無さから、下の奥歯は直立出来ずに舌側に横倒れし、
上の奥歯は頬側に倒れて噛合せは皆無状態。
その上、この状態のせいで舌や頬を噛んでしまったり歯根部分も痛みがあったりで
要するに私にとっては無用で邪魔でしかない4本の奥歯だったんです。

この奥歯に対して我慢の限界に達していた私は、このひヒン曲がった4本の歯を
抜いてもらうべく歯医者を訪ねまくりました。その数、20数軒以上。
でも診てもらった医者は例外なく
「虫歯もない、こんな健康な奥歯を抜くわけにはいかない」の一点張り。
最後の医者から、そう言われた時は悔し涙がこぼれてしまいましたわ・・・
もう後は美容整形で抜いてもらう(痩せる為に奥歯を抜くらしい)しかないかなと
諦めかけた時、母が私を妊娠していた時、A医師に有無を言わさず歯を抜かれて
流産しかけたと何度も話していた事と、姉も子供の頃この歯科医に歯を抜かれて
ギャーギャー騒いでいた事を思い出したんです。
(何故、姉まで この歯医者に通ったのかは疑問なんですけど)

スグに、このA歯科医院を調べて電話してみました。
当時、既にその先生は引退され、ご子息が後を継がれていましたが「取敢えず
診るだけみてみましょう」とA先生の診察予約を入れてもらえて、ホッ。

そして初診の日。姉の話では歯を抜くのが大好きな先生。
でも、そんな先生でさえも私の奥歯を診察した後は
「うーん、矯正したらどう?」とか「保険が効かないから自費になって高くつくよ」
と抜歯をやめさせようとなさる。それでも私が抜歯を望むと
「でもな歯というのは隣りの歯があることで力の分散をしてるから7番の奥歯を
抜いてしまったら6番の歯に噛合せ時に全力が集中することになる。その負担が
長年積もったら年取った時に困ると思うよ」と理の適った説得もされる。

そうやって説得に、かなりの時間を費やしても私の意思が変わらないのを見て
ついに先生の方が根負けされて抜歯を引き受けて下さったんです(嬉し涙)
ついでに4本いっぺんに抜歯してくれるよう頼みましたら、
さすがにムッとされて「そんな無茶な事は出来ません。抜くのは1本づつです!」
と叱られましたけどね(苦笑)
でも「4日連日抜歯」には、渋面ながらもOKしてもらえた!

偶然だったんですが、この先生も専門は口腔外科でした。
なので上顎2本を30秒かからずに抜いて下さったのも当然と思ってました。
(当時は口腔外科医は皆、神業抜歯力を持っているのが普通と信じてましたので)
そして迎えた3日目、下顎左側の抜歯。
毎回の手順と同じで麻酔を打って、しばらく後にヘイベルと呼ばれる器具を
歯と歯茎の間に差し込み歯を掘り出し鉗子でつかんで抜く・・・はずが
ヘイベルを差し入れた時点で、脳天を突き抜け目にモヤがかかる程の痛みに襲われて
「ひぃーーーーーーー!!!!!!!!」声にならない悲鳴をあげてしまいました。
(多分、この歯は歯根が深く麻酔が効いていなかったんだと思います)
ここからの記憶があいまいで、次にはっきり思い出せるのは抜歯が済んで椅子から
立ち上ろうとしても脚がガクガクして力が入らなかった事とその日の抜歯も手早く
済んだという思いです。なので多分抜歯は短時間で終了したと思います。
それが証拠に帰宅後も根が深かったからか出血は朝まで続きましたが鎮静剤に
頼るような痛みもありませんでしたし。

なので私自身は全然心配なんかせず最後の抜歯のことしか考えてませんでした。
でもこの話を会社でしたせいで4本目の抜歯には社長にも同僚にも
「そんな怖いめにあったのに抜歯に行くなんてやめろ」と引留められて。
でも私にとったら「あの先生が死んで、この歯を抜いてくれる医者がいなくなる方が
よっぽど怖い!」・・・皆んなに呆れられながらの4本目の抜歯行きでした(笑)
(先生、結構お年を召してらしたんです)

そして最後の抜歯。強がってはいても身体は正直で、ヘイベルを差し込まれる時に
逃げようとしてしまう。先生が「痛い?」と心配なさって。
ここでやめられては大変と「いいえ全然」と身振りで示して続けてもらいました。
このやり取りを含めても抜歯にかかった時間は1分以内。ブラボー!先生
先生のお蔭で憎っくき4本の奥歯とおさらば出来ました~
ついでに「保険が効かない」は只の脅かしで(社会保険での)1割負担の支払で
済みました♪

でも今は、こんな風に抜歯してくれる先生は存在してないんだろうな

後日談:
先生のおっしゃっていた通り、奥歯の力の分散がなくなっての障害にスグに
直面しました。以前なら何の問題なく食べていた姿スルメを食べた翌日、
顎関節障害になってしまって~  整形外科にしばらく通うハメに。
整形外科では筋肉がそのまま固まるのを防ぐために
「痛くても口を大きく開けて顎を使いなさい。それしか治療法はない」と・・・
涙が出そうなほど痛かったぁ。抜歯よりこっちの方が辛かったです。
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(歯科用ヘイベル)

Commented by kimanba at 2018-05-21 01:47
痛みにはへたれの私はNTさんの強靭さに驚いてしまって
スリラー小説?ホラー? わああ凄い。
大変だったのでしょうがどんどん読ませてくれる筆の力
面白く読ませていただきました。無責任でごめんなさい。
姪っ子もやはり顎が小さくて奥歯が入りきらず
矯正の段階で奥歯4本と後どこか2本、計6本も抜いて
あれは中学か高校の頃だったか、でした。
Commented by NT-patientless at 2018-05-21 16:28
> kimanbaさん
1回目の拷問では口を割らなくても
2回目は、多くの人間が拷問が始まる前に自白してしまうそうです。
この心理を体験から、よーーーーく理解できるようになりました(笑)

>痛みにはへたれの私は
抜歯時の衝撃的な痛みはアクシデントでしたけど
出産は自らの選択で、それに伴う痛みを覚悟する事ですよね?
その出産を2回もなさっているkimanbaさんの方が、よっぽど強靭ですよ~
子供を産むなんて怖くて出来なかった私の方がkimanbaさんより
もっともっと痛みに対してヘタれです
Commented by kimanba at 2018-05-21 23:55
1回目では云々話 これはとても説得力ありの話です。
私は一回目なんて経験しなくても
拷問するよの一言で何でもかんでも全部喋ります~!キッパリ
子供はね、、これ私何も知らなかったから
陣痛の時に「誰もこんなに痛いって教えてくれなかった詐欺だ~!」と大文句
でも痛かった分すぐ産まれたからなるほど痛い程勝負は速いと
次が挑戦できました。2回とも多分5分以内!~あはは
Commented by NT-patientless at 2018-05-23 13:51
> kimanbaさん
5分以内のご出産とは、凄いスピード出産ですね!
Kimanbaさんのブログを読ませて頂いて
プレゼントをして下さったり、お金を送って下さったりと
素晴らしいお子さん達だとは思っていましたが
産まれる時すでに、お母様を苦しませる時間を
最短にする配慮が出来る程だったとは・・・
類まれなる親孝行なお子さん達♪
by NT-patientless | 2018-05-20 22:27 | Comments(4)